新型コロナウィルス感染拡大を受けての熊野寮としての対策について
京都大学熊野寮は、400 人以上の寮生が共同生活を送り、寮内での濃厚接触の機会が非常に多い環境にあります。その特性上、もし何らかの感染症の患者が出た場合、寮内で急速に感染が拡大するおそれがあります。こうした背景と昨今の新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的な感染拡大状況を踏まえ、京都大学熊野寮自治会は、寮内で感染者を出さないよう対策を行ってきました。そしてこの度、京都大学の各部局から本年 3 月 31 日より順次発表された授業開始日程の延期を受け、寮内の集団規模の縮小を図るため、保健師と相談した結果、熊野寮に残る必然性のある寮生以外は帰省するという方針を策定しました。
ここでいう熊野寮に残る必然性のある寮生とは、帰省先が都市部である、高齢者や基礎疾患を抱えた同居人がいるなど、帰省先に帰れない事情を抱えた者や、研究活動の継続のため大学近辺で生活する必要がある者、その他特別な事情を抱えた者などのことを指します。また、過去 2 週間以内の海外渡航履歴がある者や、過去 2 週間以内に発熱・咳などの症状が出た者については、移動時や帰省先において感染を拡大させることがないよう、帰省を見送る措置をとっております。帰省した寮生は、授業開始の 1 週間前まで帰省先で不要不急の外出を控え、待機することになっております。
寮内で多数の感染者が出ないようにするため、以上のような措置を取らせていただくことになりました。
2020 年 4 月 5 日
補足) なお、この声明に述べられている帰省推奨の方針ですが、方針制定時の時点で本年4月12日までに期限を設けた措置で、以降は帰省の推奨を行わないということを決めたものでした。現在は帰省の推奨を行っていません。
2020 年 4 月 24 日
京都大学熊野寮自治会