2月21日、熊野寮中庭でパン祭が開催されました。この時期にしては破格に暖かい澄んだ空の下、パンを作り続ける人、普段話す機会のない人と交流する人、ひたすら料理を貪る人など皆さん思い思いに楽しんでいたようです。
パンまつりとはなにか
熊野寮ではしばしばコンパやパーティー、お祭りが行われ、多くの寮生が集まって料理を囲みながら賑やかに談笑します。それらの催しの中でも、パンまつりは、「まったりとパンを焼く。その他いろいろ飲み食いする。」を趣意としており、
- 屋外(中庭)で行われる
- まつりの参加者自身が調理に参加する
などの特徴を持ちます。
パンなどの調理にはピザ窯と呼ばれる窯を使います(冒頭の写真参照)。これも寮生がかつて自分で作ったものです。こんなことができるのも寮ならではです!
パンを中心とした様々な料理
パンまつりでは、パンを中心とした様々な料理が振る舞われました。美味しい料理を振る舞ってくださった寮OBさんと、おいしいパンを作ってくださったパン職人(寮生)に圧倒的”感謝”です。
パン(ピロシキ、白パン、全粒粉パン)
写真のパンはピロシキです。ピロシキは言わずと知れたロシア名物です。今回はひき肉だったりジャガイモだったりを中に入れて焼きました。白パンは普通のパンです。焼きたては甘くて美味しいです。全粒粉パンは、五回目のパンまつりにして初めて作りました。小麦を精白せずに丸ごと挽いたクセのあるパンです。ジャムにあうので全粒粉パンは筆者の好物です。
貝のガーリックバター焼き
アサリと牡蠣をガーリックバターを載せて焼いた、名前そのままの料理です。料理を提供してくださったOBさん曰く「冬が旬のカキと春が旬のアサリを合わせることで、出逢いと別れの季節を暗示したつもり」。これだけでも美味しいのですが、具材からにじみ出た汁は、ソースとしてもかなり優秀でした。パンにこのスープを吸わせ、カロリーも気にせずがっつく方もいらっしゃいました。
尾頭付き鯛の塩焼き
鯛に塩を塗りこみ腹に茸を詰め茸を敷き詰めた耐熱皿に入れ丸ごと窯で焼いた、名前そのままの料理です。パン職人寮生の卒業を祝うということで「めで鯛」です。刺身を超えた味だと大評判でした。鯛を捌く女子寮生の姿と、パン職人の笑顔が印象的でした。
ラムのナヴァラン(子羊の煮込み)
料理を提供してくださったOBさん曰く「ヒツジ年につき今年はラム推し」だそうです。申年である来年は何を調理してくださるんでしょうか。具材のカブは熊野寮産だそうです。熊野寮には畑があります。
鶏の丸焼き
ダッチオーブンという厚手の鍋のような装置を用いて調理しました。丸ごと鶏と野菜を入れて白熱した炭で覆って焼くというシンプルな料理です。提供してくださったOBさんも、会心の出来と認めておられました。筆者も書いていてよだれが出てきそうです。鶏が美味しいのは当たり前ですが、野菜も内部が甘く柔らかくなっていて筆舌に尽くしがたい美味でした!
生チョコレート
OBさん特製の生チョコ。上にはナッツが載っています。パンにつけて食べるものだと思いますが、そのまま食べてもすごく美味しいです。これはタッパー2つ分あったはずですが、余りそうな1パックは1人の女子寮生が完食してしまいました。
いちごジャム
その名の通りいちごジャムです。寮生の手作りです。砂糖をかなり少なめにしたそうで、甘いというより甘酸っぱい味でした。焼きあがったパンにつけて食べる人、パン生地に詰めて焼いてジャムパンにする人、ジャムをそのまま食べる人など、楽しみ方は人によって様々だったようです。
次回のパンまつり
次回のパンまつりの予定はまだないそうですが、主催者は4~5月ぐらいに開催することを考えているそうです。予定が決まり次第、周知が行われるでしょう。皆さん奮ってご参加ください。
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